マスコミは五輪報道の姿勢改めよ – 早川忠孝

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やはり世論の力は大きい。

その世論を左右するのは、やはりテレビなので、結局はテレビ報道が大方の国民の行動を左右することになる。

政府としては、世間の大方の人がオリンピック報道に関心を持ってくれている現状の方が都合がいいだろうが、テレビ局はそろそろその報道姿勢を改めるべき時ではないか。

日本の選手が活躍している様子を見れるのは嬉しいが、その分現下のコロナ禍に対する緊張感、恐怖感が薄れることは間違いない。

緊急事態宣言による国民の行動変容効果、行動萎縮効果が殆ど見られないのは、やはりテレビ局の報道のせいだろう。

アジアの国々で起きていることが日本でも起きている、いや、起き始めているという本当の姿を映像で見れば、能天気だと言われてきた人たちも自然に行動を改めるようになるはずだ。

映像の力は実に大きい。

今日の東京での新規コロナ感染者の数は、遂に4000人の大台を突破して4058人だそうである。
あらゆる救命センターから悲鳴が上がっているということのようだから、既に医療逼迫の状態になっているのだろうう。
東京都基準の「重症」はほぼ危篤状態をさしているようなので、重症者の数は95人だなどと高を括ってはいけない。

入院調整中の人が何人いるか、入院出来ないまま自宅で亡くなった人が何人いるか、といったより詳細なデータが明らかになると、ノーマスクデモやノーワクチンデモなどしたくなくなるはずである。

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