五輪開会 恥晒さずに済んだ日本 – 早川忠孝

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日本選手団の入場行進は205番目だったようだ。

205もの国や地域、団体が参加して挙行されるオリンピックの開会式が無事終わった。
コロナ禍で世界中の人々が喘いでいると言わざるを得ない状況の中で、よく日本はオリンピックの開催に漕ぎ着けたものだ。

開会式の直前まで様々なトラブルに見舞われており、オリンピックの開催に反対する声もあった中で、よくここまで来た。
国旗掲揚の際に歌われた国歌が胸に沁みとおる。

歌い手の抜群の歌唱力によるものだろうが、日本の国歌がこれほどに感銘力があるものだったのか、ということに改めて気が付いた。

喧騒とはかけ離れた落ち着いた式典になったと言っていいだろう。

昭和39年の東京オリンピックのような熱気溢れるオリンピックとはとても言えないが、今世界が直面している様々な問題に私たちが真摯に取り組んでいることを示すオリンピックにはなるだろう。

バッハ会長の挨拶は冗長過ぎたようだが、天皇陛下の開会宣言も橋本聖子オリンピック組織委員会会長の挨拶も好評だったようだ。

開会式の会場に人は少なくても、テレビ等を通じて開会式を見られた方は多かったはずだ。

日本は世界に恥を晒すことになるのではないか、と多少の懸念があったが、開会式を無事挙行出来たことで、どうにか日本は見っともない思いをしないで済むようだ。

まだまだ油断は出来ないが、関係者の皆さんには最後まで気を抜かないで頑張っていただきたい。

とりあえず、関係者の皆さんに、お疲れ様でした、ありがとうございます、と申し上げておきたい。

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