玉木代表はNHK党・立花氏に学べ – 早川忠孝

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国民民主党の玉木さんにはNHK党の立花孝志氏のような割り切り方はとても出来ないと思うが、国民民主党の党勢拡大と国民民主党の公認で立候補する国政選挙の候補者を獲得するためには、立花孝志氏のような一見乱暴に見える手法にも参考になるところがあるはずだ。

NHK党にはそもそも根幹となる政治理念が欠落しているように見えるが、それでもこれまで政治に殆ど関わりを持たなかったと思われるような人たちの関心を一定程度引き、NHK党の公認候補として立候補させる何らかのインセンティブを持っているようである。

何か奇妙奇天烈なことをやっているな、という印象しか残らず、政治的なインパクトはほぼゼロだろうが、それでも独特の手法で候補者の擁立に成功し始めているのが、凄いと言えば凄い。

政治や選挙をここまでネタにしていいのかしら、と思わないでもいないが、通常は泡沫候補扱いにならざるを得ないと思われる人たちをそれなりの候補者に仕立て上げることに成功している。

供託金を含め、選挙に関する一切の費用は候補者本人の負担、訴える政策も展開する選挙運動も候補者本人に任せ、NHK党は公認を与えるだけ、いわゆる弁当も傘もケガも本人持ち、ということで、NHK党は何の支援もせず、かつ、候補者については何の責任も負わない、ということらしい。

よほどの非常識の人でなければおよそ考え付かないことを平気でやってのけてしまうのだから、立花孝志氏はやはり異能の人である。

真面目な方々なら、政治や選挙をバカにするな、と怒り出してもおかしくないようなことだが、現実にこの手法でそれなりの数の候補者の擁立に成功し始めているのだから、人材不足、候補者不足を嘆いている政党にとってはそれなりに羨ましいところもあるのではないか。

勿論、オーソドックスな人材確保、候補者擁立の手法は、第一に政党としての理念と政策の確立、第二に必要に応じて政党独自の政治塾の開催、第三に候補者公募の実施、さらには候補者支援体制の確立等であることは間違いないが・・。

何にしても、立花氏のこの手法でこれから新しく何人の候補者が生まれるのかに注目している。

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