
ファミリーマートの発表によると、2021年5月度の売上高は前年同期比で107.9%と上昇傾向にあり、コロナ禍での落ち込みを巻き返す勢いだ。昨年と今年は新型コロナウイルスに翻弄されており、いまだ不安定な社会情勢のため一概にはいえないだろうが、ファミマが商品開発などの企業努力を続けてきた結果が表れてきているとも考えられる。
ファミマは常に時代の流行りを汲んだ新商品を投入しているので、今夏も単なる季節商品にとどまらないユニークなラインナップに注目だ。そこで今回、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この夏、買うべきファミマ商品5選」をピックアップしたので、ぜひファミマに立ち寄った際の参考にしてみてほしい。
ひんやり甘い冷し焼きいも/298円(税込、以下同)
まず紹介したいのは、国産紅はるか使用の「ひんやり甘い冷し焼きいも」。
皮には程よい焦げ目がついており、皮が好きな人は丸ごと食べることもできそうな仕上がり。口に含んだ瞬間、素材の良さが極限まで引き立てられたような甘みと、ねっとりした食感を味わえて美味だった。
小ぶりの焼き芋1つで298円という金額を考えると、コスパが低く非経済的とも思えるが、それらを差し引いても、ご褒美スイーツとして冷蔵庫にストックしておきたくなるような高クオリティの商品である。冷やし焼きいもというのはあまり馴染みのないおやつかもしれないが、万人に喜ばれるであろう味と食感となっていた。
KOMBUCHA(コン・ブチャ)/162円
美容と健康に良いとされている「KOMBUCHA(コン・ブチャ)」がファミリーマート限定でアサヒ飲料から発売された。「KOMBUCHA」とは“昆布茶”のことではなく、1970年代に日本でも流行したことのあるいわゆる“紅茶キノコ”のこと。
本体ラベル説明によると「近年、海外でも注目されている発酵ドリンクです。砂糖を加えた紅茶を酢酸菌、酵母などで発行させており、フルーティな香りが特徴です」とのこと。「KOMBUCHA」という商品名と説明からでは味の想像が難しいところだが、実際に飲んでみると、これがとても美味しいのだ。
りんご、レモン、マンゴーといった果物が使用されており、フルーツの自然な甘みと発酵による爽やかな酸味に控えめの炭酸がベストマッチしていた。発酵食品はすでに知られているように美容と健康への好影響も期待できる。この夏、日常的に飲みたい炭酸飲料だ。
甘口たれの牛カルビごはん/288円
ありそうでなかった焼き肉のたれのような味の冷凍食品「甘口たれの牛カルビごはん」。まるで焼肉屋さんで食べる牛カルビごはんとのことだが、TwitterなどのSNS上で「狂ったように食べてる」「レジェンド級のうまさ」といった絶賛の声が多くあがっている。